私自身について

病気だけでなく、 生活全体に目を向ける

私は、医師免許を取得してから15年以上、一貫して「がん」の領域に関わってきました。
大学病院では、腫瘍内科医として新薬の治験や抗がん剤治療に取り組んでいました。

抗がん剤治療において、抗がん剤の効果と患者さんの満足度が必ずしも比例しないことに気がつきました。
抗がん剤が効いているにもかかわらず満足度が低い患者さんもいれば、抗がん剤が効いていなくても満足度が高い患者さんもいたのです。
つまり、病気だけに目を向けるのではなく、生活全体に目を向け支援していくことが重要だと感じました。

その後、横浜市立市民病院緩和ケア内科に移り、がん治療が分かる緩和ケア医として勤務。
患者さんが病気を抱えながらも、より良い生活を実現できるよう生活全体に目を向けた支援に取り組んできました。

略 歴

埼玉医科大学国際医療センター内科 助教
埼玉医科大学国際医療センター腫瘍内科 助教
横浜市立市民病院 緩和ケア内科 副医長
平成29年〜医療法人社団晃徳会 横山医院に緩和ケア内科・腫瘍内科開設
育生会 横浜病院・恵生会 竹山病院でも勤務開始
平成31年〜医療法人社団晃徳会 横山医院 在宅・緩和クリニックを開院

主な活動

  • 平成25年度 厚生労働省科学研究費補助金
    「診断時から早期に緩和ケアを提供する体制整備に関する研究」班員
  • 平成26年度 文部科学省医学事業 
    地域キャリア教育支援協議会設置促進事業 企画
  • 第20回日本緩和医療学会学術大会「早期からの緩和ケア」シンポジスト
  • 平成28年度 勇美記念財団在宅助成「子はかすがいプロジェクト」主催
  • 平成29年度 日本財団ソーシャルイノベーター選出
  • 第22回日本緩和医療学会学術大会 交流フォーラム 企画責任者
  • WHOと県庁が連携したASEAN高級実務者会議 ランチョンセミナー登壇
  • 第21回黒岩知事との“対話の広場”Live神奈川 登壇
  • 第42回日本死の臨床研究会 シンポジスト「市民と共に行う意思決定支援」座長「人工知能AIの現状とこれからー生と死を考える
  • 日本プライマリ・ケア連合学会神奈川支部第100回学術集会シンポジスト
  • 第26 回日本死の臨床研究会 関東甲信越支部大会 大会長
  • 第24回日本緩和医療学会学術大会 シンポジスト「地域住民へのがん・緩和教育の実際」 

主な執筆

  • 全身倦怠感の原因と出現するメカニズム 日総研
  • 呼吸器疾患ー最新の薬物療法ー 「がん性疼痛治療薬」克誠堂出版
  • レジデントノート がん診療のキホン 羊土社
  • EBM 呼吸器疾患の治療 「早期からの緩和ケアはどのように行われるべきか?」中外医学社
  • 緩和ケアの基本66とアドバンス44 がん患者の診かた・支え方 羊土社
  • 続 エビデンスで解決!緩和医療ケースファイル 南江堂
  • キャンサーボードスクエア 2月号after2025を見据えた「街場(地域)の緩和ケア」試論 医学書院
  • 多角的に考えるアドバンス・ケア・プランニング治療 南山堂
  • 緩和医療・終末期ケアスーパー総合医 がんに伴う神経症状への対応 中山書店
  • 今日の治療指針 医学書院
  • 専門家をめざす人のための緩和医療学 南江堂